わたあめの日記

タイトルは歌詞です

もう生きていけない、息が詰まる

2020.12.24 Thu

 

寝坊をした。セットしたはずの目覚まし時計が鳴らなかったのだ。出鼻をくじかれた私は全てのやる気を失ってしまったけれど,病院に行かないと薬がもらえないから,なんとか起きて着替えて電車に乗った。寒いだろうと思って着込んでいったら寒さを感じなかった。

 

昨日も書いた通り,なんとなく薬を増やしてほしい気分だったので,主治医に見せるメモに「なんか薬くれ」というようなことを書いた。私は重度のコミュ障であり相手が主治医でもまともにしゃべることができないのでいつも話したいことを紙かスマホに書いて見せるという形をとっている。実際に口を動かして喋るよりも嘘がつきやすいので良い。今日は私は嘘はついていないが,今日のメモを書いたのは数日前で,その後から現在にかけて比較的調子が良くなっているので,メモを読んだ主治医が「そうか,辛いか」と言ったときに,少し言葉に詰まった。

 

薬は無事増やしてもらうことができた。今まで処方されていたフルメジンという抗精神病薬眠剤に加え,エビリファイを処方してもらった。私が欲しかったのは即効性のある頓服か抗不安薬抗うつ薬なのだけれど,調べたところ1週間ほど飲み続けて効果が感じられるようになるものらしいし,双極性障害うつ病にも使われる薬とはいえこいつが相手にするのはドーパミンらしい。ドーパミンを調整されて何かが良くなったことは今まで一度もないし,それどころか副作用に苦しめられてばかりだったので,スマホで検索したときには残念な気持ちになった。読んだサイトの終わりの方にアカシジアが強く出るみたいなことを書いてあって最悪な気持ちになった。アカシジアとは手足のむずむず感のようなものなのだけれど,経験すればわかるが非常に不愉快であり,私が高校で不登校になった理由の一つでさえある。飲みたくないが,主治医が「あなたはデリケートだから」と最低3mgくらい投与しないと効果が出ないところを1mgにしてくれたから,一応飲もうと思う。1mgなんてプラセボの領域だろ……。

 

少し前に精神科領域での多剤処方が問題になったらしく,今は少量の処方が主流であると聞いたことがある。もちろん,抗うつ薬,頓服,眠剤,副作用を抑える薬,などとさまざまな種類の薬が必要になることはあるのだけれど,抗うつ薬を数種類処方することはないのだとか。この説明で伝わるだろうか。伝わってほしい。それで,私は今回「薬が欲しい」と遠回しに言ったら抗精神病薬を計2種類処方された。これはもしかしてこの医者には何でも処方してもらえるのでは?と思ったのである。数か月前に,私は「多剤処方で薬をためてODしてらりってなんやかんやで死ぬ」とツイートしている。もう死ぬことは諦めていたし多剤処方までの道のりが長すぎるからそのようなつもりはなくなっていたのだが,ひょっとしたら。眠れません,夜中の3時に寝つけたと思いきや二時間後に起きてしまいます,一睡もできないこともあります,体がだるくてなんにもできません,ひどく死にたくなります,忘れ物と遅刻が絶えません,集中することができません,みたいなことを言い続ければ――と思うが,良心がかなり痛む。まあ,また薬が欲しくなったら適当にそんなようなことを書こうかな。

 

Now Playing 音楽が消えた日 / Su凸ko D凹koi