わたあめの日記

タイトルは歌詞です

貴方は仕様が無いと云うし現実に私も解らぬ

2020.12.21 Mon

今朝はあまりにも怠すぎて起き上がれなかったが、2限があったのでいつものようにパソコンをつけてGoogle meetにログインして布団の中でまどろみながら授業を聞いていた。今日はてんかんの話などをしていたけれどまったく聞いていなかったので何もわからない。この授業はレポートだから大丈夫だとは思うが、あまり良くない気がする。

布団から出たのは午後2時を過ぎてからだった。カフェオレを淹れてタバコを吸ったような記憶がある。そうしていたら、精神がひどく苦しくなってしまって、これが生きている痛みだと思った。布団の中で死んでいては感じることのないもの。

心の苦しさが自分ではどうにもできなくなってしまったので、元彼に頼り、電話をしてもらった。不思議なことに、ひとこと発したとたんに胸がすっと軽くなって驚いた。彼はいつものように研究室で何かの作業をしていた。「よくないこれ?」と独り言を言っていたので、何となく思い出して「よくなくなくなくなくなくない?」と言ったらどうしてその曲を知っているのかと聞かれた。有名な曲だから耳に残っていただけなのだが、今日初めてこの曲がスチャダラパーという人たちの曲で、彼が好んで聞いていた曲なのだと知った。長く付き合っていて結構何でも知っているつもりでいたけれど、彼がこの曲を好きだということは知らなかった。

未だに、電話をするのはこの元彼がいちばん楽しい。考え方は合わないところもたくさんあるのだけれど、話のリズムは合うのかもしれない。あるいはただ元彼が話し上手だからなのかもしれない。付き合っていたころ、毎晩彼と通話をしていて、お互いにその日にあったことを話していた。その頃の私は今よりももっと話が下手で、「今日は何があったの?」という質問にいつも苦しんでいた。しかし、たどたどしい私の話を彼は急かすこともなく優しく聞いてくれて、話すのはしんどかったけれど、そのおかげで多少他人と話すことができるようになった。今でもとても感謝している。

先ほどなんとか風呂を倒した。冬の寒い時期に風呂に入るといつも息が苦しくなる。意識的に深く呼吸しながら、なんとか全身を洗い切った。これは冬によく老人が死ぬヒートショックというアレなのではないかと思う。風呂から上がってもしばらくは胸が苦しくて髪の毛を乾かすことができなかったし、落ち着いてからドライヤーを手に持っても息苦しさが襲ってきた。日頃寝たきりの生活をしているせいで肺が弱っているのだろうか。少しは運動しようと思い、早めに実家に帰って自転車で20分かかる図書館で課題をやろうかと思って祖母に電話をかけたが、頑張って下宿で終わらせて来いと言われた。少し厳しいかもしれない。


隣人の左手よりも温かいヒートテックの冬のやさしさ #tanka

Now Playing 弁解ドビュッシー / 椎名林檎