わたあめの日記

タイトルは歌詞です

夜空を見せてください

2021.01.22 Fri

 

スーパーで買い物をした帰り道、突然思い立ってバイトをしようと思った。そのスーパーでレジの業務がしたかったのだが、募集していなさそうだったので諦めた。そこでやめておけばいいものを、インターネットや雑誌でアルバイトを探し、偶然見つけた近所の塾に応募した。雑誌にはほとんどアルバイトが載っておらず、コロナ禍を感じた。そういえば登録してある派遣のバイトにもほとんど仕事がなかった。私の知らないところでコロナが猛威を振るっているようだ。

 

今度の塾ではスーツの着用が義務付けられていた。以前夏期講習で雇ってもらっていたバイト先には部屋着で行っていたので驚いた。驚いたというか、率直に言えば、面倒くさいなと思った。正装などというものはこの世から消えればいいと思う。ついでに労働も消えてなくなればいい。ベーシックインカムはよ。

 

面接の予定ももう決まった。1時間程度の面接に加えて、英語と数学と作文のテストがあるらしい。高校にろくに通っておらず勉強もしていなかった私には厳しいかもしれなくて不安だ。学力は受験勉強を通して身につくというけれど、私はそれを一切していないのでおそらく高校レベルの学力に達していない。面接はクリアできたとしても、テストで落とされるかもしれない。

 

などと、不安になっていたが、よくよく考えてみたら労働などしたくないのである。給料をもらえるのはありがたいが、できることなら働きたくない。労働するとなると、その前後の時間も含めて、労働に左右される。私はそれがとても嫌で、時間はすべて自由に使いたい。しかしながら、自由に使うにも金銭が必要で、それが不足しているからアルバイトをしようと思ったのであるが。アルバイトを探して必要事項を記入して応募して履歴書を書いたからその流れで受かりたいと思っていたのだが、受かるメリットは給料がもらえることくらいで、デメリットも同じくらい大きい。だからまあ落ちても受かってもいいかくらいの気持ちで臨むことにする。

 

受かったら楽しいことを考えようと思う。もらったお金でいろいろなところへ行きたい。カラオケもしたい。ただ、不器用な私は、労働をし始めると労働(と大学のことくらい)にしか時間を割けなくなってしまう。どうしたら働きながら遊べるのだろう。休みのもらい方もわからない。唯一長期でまともに働いていたバイト先では希望休が月に2日しか出せず、1週間くらい遠出したいときには困ったものだ。また、急に都合が合わなくなるなどして休みたくなったときに、なかなか代わってくれる人が見つからず、たいへん困った。前のバイト先で嫌だったのはこれくらいしかないが、こういう不都合が私はとても嫌だ。

 

Now Playing 私は貴方がいいのです / 阿部真央